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MINI COOPER ブレーキ修理 突然警告灯が点灯 [Mini メンテ]

ダッシュにあるブレーキのアラームランプが点いてるんですけど~とお客様ご来店

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これはブレーキフルードがあるレベル以下に減るとセンサーが働いて室内の警告灯が

灯る構造になってます

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センサーの位置はここ!

エンジンルームのマスターバックの前に付いているブレーキマスターシリンダーの

タンク上部にフロートスイッチがついていてタンク内のブレーキ液が何らかの原因で

少なくなった時フロートが下がりスイッチが入り室内のランプを灯して警告します。

このシリンダーからも最近よく漏れがあることが多いのですが、

今回はこちら!

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後ろに回って下をのぞくと、ほ~らやっぱり

右リヤのドラムからダダ漏れです

ここまでの漏れは見れなくてもドラム内で漏れ出してる(外からは見えないので)

物もあるのでドラムを開けて確認が必要(その為の定期点検なのです)

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その他にもPバルブからの漏れやホースからの漏れなどもありますが

最も多いのがこのホイールシリンダーか先程申し上げたマスターシリンダーです。

フルードが減って気が付けば良いのですが、もっと減ってしまってエアーが入ってしまうと

ブレーキを踏んでもスカスカでノーブレーキ状態に、、、、!

怖~い怖~い、、、大事故です。

この部分は重要点検、及び交換部品です。(無交換のユーザー車検のオーナー様は、要注意です)!!

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ホイールシリンダーの拡大写真です

錆も出てフルードが漏れ出て雫になってます。

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MINIのこの部品は鋳鉄製のシリンダーなので水に近いブレーキフルードによって錆が出やすいです。

2年以上の使用は禁物です。車検時にはオーバーホールが必須です。

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右側が新品部品です。

錆が無ければカップキット交換でシール類のみの交換でも良いのですが

最近はシリンダーそのものが安価で入手出来るのでASSY交換するのがほとんどです。

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新品の部品に付け替えて

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洗浄済みのライニングを組み込みます。

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スチームとパーツクリーナーを使って念入りに洗わないと、ブレーキフルードは塗装面を破壊してしまいます

このホイールも内側塗膜が少し剝がれてしまってました。

リヤブレーキを組んで、エアー抜き後ただれた塗装を足回り用塗料で仕上げて完了です。

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このお車、左側に漏れはありませんでしたが同時にシリンダー交換させて頂きました。

安心しておのりください。




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MINI 1.3I A/T 電気係トラブル、 エンジンハーネス修理 [Mini]

オートマチックの1300インジェクション‘92年式が電気係トラブルでレッカーに乗っけられて入庫になりました。

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症状としては走行中急にエンジンストール! 再始動しようとキーを回してもセルモーターが回らず

ステレオ等のACCは全て正常に作動しており、なおかつクーラーのコンデンサーファンは

キーOFFにしないと回りっぱなし????。

セルモーターのソレノイドの所には電気はきておらずバッテリーから直結させるとセルは回る。

セルモーターやフューズには異常は無さそうです。 ハーネスの断線等のトラブルと考えられます。

エンジンルームからエンジンハーネスを下ろして通電検査。

 これが下ろしたエンジンハーネス!

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被服をはがして全てのコネクター間の通電を1つずつ確認していきます。 根気のいる作業です[ふらふら]

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ショート部分を発見!

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実はこの部分はショート等で過電圧がかかるとハーネスが溶け落ちて回路を守るために

断線させる特殊な電線が使われていて、まさしくその状態になっていたのだ。

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コンデンサーファンが回りっぱなしになったのは、ファンハーネスとイグニションから来る+線が

ショートしていたためとわかった。 

溶け落ちたフューズ線はブレードフューズBOXを使って自作しました。

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ショートの場所は案の定一番可能性が高いクーラーコンデンサー裏の一番下側、

ここはエンジン側のセルモーターソレノイドやディストリビューター、

それにA/Tの場合オイルレベルゲージ等がひしめきあっていてただでさえ

狭いのに後付けのクーラーのせいで、、ウーーー狭すぎるーーーー[ちっ(怒った顔)]

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‘95年式~はコンデンサーが右フェンダーに埋め込まれる対策がとられて改善されている。

ECUも熱を受けにくい位置に変えられてずいぶんと良くなりました。

インジェクションの初期はトラブルが多いというのもこういったうらずけがあるからです! 

まして新車時は弾力の有るハーネスも長年熱風にさらされてカチンカチンに硬化してしまって

揺れの多いA/T車のエンジンに対応できてない低年式車に多いトラブルです。

修理したハーネスを丁寧に被服したら出来る限り広いすき間を通せるように配慮しながら

エンジンルームに組み込んでいきます。

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セルモーターソレノイド側でイグニションからの通電を確認できました。 試乗して作業終了です。[わーい(嬉しい顔)]

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MINI COOPER ラバーコーン交換 [Mini メンテ]

1995年式ローバーミニ1.3i M/T車のラバーコーン及び HI/LOキットの交換のご依頼をいただきましたのでレポート

致します。

オーナー様から持ち込まれたのは(英)MINI SPORT製のスポーツサスKITなるもの。

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前後ラバーコーン・HI/LOキット・ショックアブソーバーに リヤネガチブキャンバーブラケットまで揃ったフルセット品

フロント用はさらに強化というかラバーの厚みがノーマルの1.5倍位あってサスペンションが、いい仕事をしそうですね!

さっそく作業にかかります。 フロントストラットを外すまでは前回レポートしている HI/LOキット組込み時と同じなので

省略しますがラバーコーンを外すとなればサブフレームアッパーサポートから出すのにアッパーアームを外す必要が

あります。コイルサスに交換する場合も同様です。

ストラットコーン(現車は既にHI/LOに交換されている)を外したらアッパーアームを外すのですが、アームシャフト後側

のナットを外しフロント側にブラケットごとシャフトを抜くのですが、、、、、。

 b_gr_02.jpg

フロント側ブラケットの2か所を固定している(7/16ボルト)の上側が少々外しずらい。特に右側は皆さんそれぞれ色々

施行錯誤しておられるでしょうが私はフロント側からクラッチレリーズアームのすき間をねらって長いエクステンションを

使ってソケットレンチで外しています。

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これでようやくアームシャフトが抜けて、、、、

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アッパーアームを外す事ができます、、、。

いよいよラバーコーンが取り出せます、、、、。

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外したアーム、シャフト、ベアリングは点検しておきます。古い車だとシャフトが段付き摩耗してしまっているのがあります

から、、、。  このお車は走行距離も5万km未満というのもあって、なかなかいい感じです。

ダストシールの点検もしっかりと、、、。

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外したアームと新旧のラバーコーンを並べてみました。

 b_gr_07.jpg

前後のラバーコーンです。

 b_gr_08.jpg

フロント側は5万km未満でもペシャンコです。MINIはサスペンションがこのゴムマリなので熱と経年によりこのように

へたってしまいます。つぶれた分下がった車高をHI/LOキットで補うんですが、へたったゴムはサスの仕事を

してくれません。 なのでラバーコーンの交換が必要なんです!!

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キットの強化、極厚のラバーコーンをサブフレームに組込みます。 ノーマルに比べてかなり大きいので入れるのに

知恵の輪の様?、、、。色々と角度を変えたり押し込んだり、、、、、。少し大変、、、、。

アジャスター(HI/LO)とアッパーアームを同時に組みつけながらアームシャフトをフロント側から差し込みます。

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少々組みずらいですが、その分サスペンションがしっかりとイイ仕事をしているのが実感できます。 い~ね~、、、!!

やっぱMINIはラバーコーンが私は好きです。  金属製コイルサスも確かに良いですが、ラバーコーンサスの方が

MINIって感じでとても いいですね~。 乗り心地が悪くなったらラバーコーン交換をお勧めします。[わーい(嬉しい顔)]

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ローバーmini cooper のオイル下がり [Mini メンテ]

97年式 1.3 インジェクション クーパー走行78500kmのM/T サーフブルーの可愛いmini

4年程前から当店でメンテナンスさせて頂いてますが、最近やたらとオイルが減る!

4千~5千km以内で交換させて頂いているもののドレンから出てくる廃油の量が3.5L出るかどうか

通常4.5L以上は出るはずが1L以上も少ない、2年程前にミッションのシール類の交換をしてから

オイル漏れは無くなっているのに、かなりのスピードで減ってしまう!

冷間時エンジン始動直後はマフラーからモコモコ白い煙[ダッシュ(走り出すさま)]

明らかに燃焼室内にエンジンオイルが入って燃えてます。少し前から傾向は有りましたが

ここにきて急にひどくなってきた様ですね。マフラーエンドにも煤けた燃えカスが、、、、!!

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新車から14年も経っていればバルブステムシールも限界にきているんでしょう。

ピストン回りも診たい所ですがオーナー様のご都合もあり今回はシリンダーヘッドのみ分解作業を

やらせて頂きました。

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ヘッドを下ろした所、ピストンヘッドやシリンダートップにべっとりこびり付いたカーボン類

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これはヘッドを内側から見た所、やはりかなりのカーボン、オイルの燃えカス!

特に写真左側3番4番シリンダー側がひどくオイルが入り込んでいたと思われます。

そもそもこのお車ラジエターの冷却水が漏れてもないのにどんどん減る??

ラジエターに水を口までいっぱいにしてキャップを外したままエンジンをかけて覗いていると

細かい泡がぷくぷくと湧いてくる。 どうやらヘッドガスケットが抜けて、(シリンダーブロックとヘッドの

合わせ面を密着させているパッキン。 アルミや銅などを使用した板状の物でシリンダーやヘッドの

材質より柔らかく出来ているため合わせ面を締め付けると有る程度つぶれて漏れを防ぐのだが、

オーバーヒート等により極高温にさらされると変形、溶けて欠落することもある。 この様な状態を

ガスケットが抜けると言う) ウオーターハウジング(冷却水が通る水路、ヘッドやシリンダーブロック

に複雑に開けられている)にシリンダー内の圧縮圧が漏れて冷却水を水蒸気としておしだしてしまう

その証拠が先程のアブクだ。

だから一度ヘッドを下ろしてみましょうと言うことになったわけです。

水回りの修理とオイル下がりの修理が一緒に行えますからね。

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はがしたヘッドガスケットを洗って診てみると案の定2番3番シリンダの間が、、、、!

(たいていこの部分、一番間隔が狭く、、、1000ccはもう少し広い。熱もこもりやすい)

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アップで見てみるとウオーターラインの周辺が焼けてしまってシリンダートップ部分のパッキン部が

歪んでしまっているのが解ります。 これがシリンダー間の部分で切れてしまうと隣のシリンダーに

圧縮圧が逃げてしまいエンジン不調になります。

このエンジンの場合2番もしくは3番の圧縮圧がウオーターラインの方に逃げてラジエターの冷却水

を押し出していたようですね。

このガスケットの焼けは過去のオーバーヒート等によるものと思われます。 電動ファンの動きや

水温計の振れには常に注意を心がける必要がありますね。

話をオイル下がりの改修に移しますが、まず洗浄するにあたりバルブ回りを分解します

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これが付いていたバルブステムシール 一本に一個 IN・EX 合計8個有ります。

すでにゴムの弾力は無く、オイルシールとは ほど遠い物体です。

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各バルブもこの通り、ガソリンやオイルの酸化物、及びカーボンがモッコリ頑固に付着してます。

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根気よ~く一つずつキズ等チェックしながら綺麗に落としていきます。   

とま~こんな感じ!!

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全てのバルブ及びヘッド側のバルブシートや各ポートも綺麗になったらバルブコンパウンドで

当たり面をすり合わせをしてその後、新しいバルブステムシールを組みつけます。

このとき少量のシリコンラバーグリスを塗っておくとバルブ組込みの時になじみが良くなります。

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組込みが終わったらシリンダーブロックとヘッドの面をオイルストンで磨いて新品のガスケットを乗せ

ヘッドとプッシュロッド・ロッカー等を組みつけてオイル・クーラントを入れて作業終了。

エンジン始動!! 煙吐きも無くなり、冷却系もバッチリOKです。  また乗れますね[わーい(嬉しい顔)]

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MINI COOPER 1.3インジェクション原因不明のカブリ! [Mini メンテ]

インジェクションのMINI COOPERがエンジン不調で入って来ました

排気もかなり臭くて、プラグを見てみると1番と2番がまっ黒け!  ツインキャブ車ならともかく

シングルスロットルのインジェクションですよ~、、、ありえねーっつうの?

左から 4,3,2,1 です。

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まずはインテークマニホールドやバキュームホース系 エアーを吸っていないかをチェック、、、。

特に問題無し。 次に各気筒のコンプレッションを計ってみる。

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まず4番と3番シリンダーが 1.28MPa (1MPaは10.197kg) なので約13.05kg/cm2位

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次に2番と1番が 1.21MPa 約12.33kg/cm2位。  明らかに1.2.番の圧縮が低い!!

ヘッドガスケットが抜けているかも、、、、? まずは疑ってみるべきですねー。4シリンダー全てじゃ

なく1番2番だけですからね、、。 かなり怪しいです。1300のブロックは真ん中の2番3番の間が

かなり狭くヘッドガスケットが抜けて(溶けて敗れてしまう)しまいやすいのですが、、、、、?

(以前同じようなクスブリの症状が別の車で有り 2.3.番間のガスケット抜けが原因でした)

キャブ車と違いインジェクション車はこのへんがかなりシビアですねー。

疑うは、やってみろ、と言うことでシリンダーヘッドを開ける事にしました。

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ぱっと見特に問題はなさそうですが少し1番側オイル通路付近(ブロックの右上の方の部分)が

焼けが強いようにもみえます。

こちらは外したヘッドブロックを内側から見たところで下がヘッドガスケット。

右側の1番2番がまっ黒です。 当然か!

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一応バルブシートの当たりチェックもガソリンを燃焼室にためて確認しました当たり不良やカケが

あると貯めたガソリンがすぐに漏れてしまいます (これに関してはどうやら無さそうです)。

ガスケットを見ても明らかにこれだ! と言うダメージは見当たりません。

以前やった2番3番 間の時も特にはっきりとした損傷は見つかりませんでした。

長年乗っている間にオーバーヒートなどで少しの歪み等が有るのかもしれません、、、、。

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オイルストーンで丁寧にヘッドとシリンダーブロックの面を慣らします、これを怠ると後で痛い目に!

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新しいヘッドガスケットを組んでヘッドブロックのスタッドボルトを均等に締め込んでいきます。

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そのあと バルブクリアランスの調整をして エンジン始動!!

まず音もばらつきが無く排気の臭いも変化しました。 プラグを新品にして10km程走行した後

焼け具合のチェック。  

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インジェクション本来の調子をとりもどしましたね。

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ヴァンデンプラ プリンセス の オーバーヒート修理 [英国車のメンテ]

前回 電気係トラブルで修理させて頂いたヴアンプラが今回はオーバーヒートで入庫。(8/21日)

水温計の針は上端の方に有り ノッキングもしていて かなり ヤバイ感じ、、、、。

ヘッドやシリンダーブロックが歪んでしまったら取り返しのつかないことに、、、、、、、。

確かに ここ最近の気温は37℃~38℃と古い英国車にとっては過酷過ぎる条件。[晴れ]

英国車ならずとも人間もオーバーヒートです。[晴れ][ちっ(怒った顔)][晴れ]

しかし いくらなんでも水温の上がり方が早すぎる。 冷えた状態からエンジン始動で1~2分で

水温計の針は天辺付近まで跳ね上がる。 電動ファンも全く効果無し。

前にも確認したのですが、ラジエター内のクーラントは錆も回っていないようだし、量も問題無し

穴あきや漏れは無さそうです。 ファンベルトがテンション不足でキューキュー音を立ててますが

そう言うレベルの問題では無さそうです、、、、、?

とにかくラジエターを外してみましょう。(もちろん完全に冷めてからですよ~。)

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な~るほど、、、納得です[ひらめき] ラジエターコアに付いたファンブレードによる干渉キズ!!

原因はウオーターポンプです。 通常はポンプのシールが駄目になり、 クーラントが漏れて

くるのですが、 この古い個体はシール自体は頑丈な様で全く漏れは見当たらないものの

シャフトのプーリー ハヴ部分が破損してしまってます。 その為低回転では回ってはいても

回転が上がり負荷がかかると力の弱い方にベルトのテンションの力が逃げて共締めの

ベルトプーリー及びファンブレードが首をふってしまうみたい。回転方向の軸滑りもあったみたい。

おそらくポンプ軸は回ってはいるものの流量はすごく少なかったんだろう。

プーリーに隠れて見えなかったウオーターポンプの削れてしまってる干渉部分。

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ウオーターポンプを含めて長~い間下ろされていないであろうエンジン・ミッション

ポンプの取り付け面とシリンダーヘッドのバイパスホースの差し込み口を綺麗にして、

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新しいウオーターポンプに交換。

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ラジエターは国産品の トリプルコア を使って リビルト しました。

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ロアーホース・アッパーホース・バイパスホースもけっこうくたびれてます全て新品に交換です。

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念のため サーモスタット と ファンベルト も交換して作業終了。(サーモは32℃が付いてました。)

   01van_7.jpg  

外気温37,5度の中 クーラーのスイッチ最強で いざ試乗。

水温計の針は 2/3 位置で安定していますし ノッキングも無くなり快調です。[わーい(嬉しい顔)]

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MINI COOPERのクーラー修理 [Mini メンテ]

今回の入院患者さんは 1998年式ポールスミスA/T です。

当店にて新車購入後13年間メンテナンスしながら乗り続けておられますワンオーナー車で

とても大事にしておられまして、内外装共にピカピカ状態です!

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これまでも色々と有りました。  ミッションO/Hやウォーターポンプ、ラジエター交換

ECU修理にシリンダヘッドO/H 等々、、とまあ13年間ほぼ毎日の様にお乗りですので

いたしかた無いところでしょうか、振り返ってみればこのオーナー様は本当の意味で

ミニ・フリークでしょうね。 (まだまだ乗り続けますよ~[手(チョキ)]) 、、、と。

所で今回はクーラーの調子が良くない、、と、

風は出て来れど冷たくならない、、と、  

確かに室内のファンは回ってますがコンプレッサーが回ってません、これでは冷えるはずが

有りません、 さっそく点検開始!

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ボンネットを開けると低圧側のアッパーホースがベトベト、、、、。ガスモレだと思われます。

ガスが抜けるとレシーバーのプレッシャースイッチが働かずコンプレッサーは回りません。

(正確にはコンプレッサー保護の為クラッチスイッチが作動しないのです、クーラーを入れたときの

カチッ!と言う音がそれです)

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ならばレシーバーからカプラーを抜いて直結してみれば難なくコンプレッサーは作動するはず、、、

、、、アレ?、、?、、回りません[ふらふら]  と なると、

単純にガス抜けでは無い、電気係のトラブルの様です、低圧ホースは交換するとしても、まずは

トラブルシューティングです、 クーラー関係の電装部品を一つずつ調べて行くとしよう。

この時期に狭いMINIの室内での作業はけっこうコタエマス [ちっ(怒った顔)]まるでサウナ状態[あせあせ(飛び散る汗)]!!

文句を言わずに サッサと作業しましょ。

同年式の中古部品を用意して消去法です。

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まずはクーラースイッチ(この回転スイッチがよく接触不良を起こします)、、、変えても変化無し、

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お次はレジスター、これはサビが出ててかなり怪しいです。

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交換後コンプレッサーもちゃんと回ります、どうやらこれみたいです。  下写真の左側が新品部品!

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ちなみに左側コンソールの下にエバポレーターのアンプと

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右側メーターの裏側にコントロールモジュールが有ります。

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レジスターとホースを新品交換してガス入れ作業に移ります、真空引きで漏れが無いかを

しっかりと確認しておきます。

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ヴァンデンプラ プリンセス の スターター系トラブル     [英国車のメンテ]

めずらしい車がトラブルで入って来ました。

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スターターが回らず、バッテリーも確かに弱いのですが、ブーストしてもセルが回らないです、、、、と

さっそく点検開始!

直接セルモーター側に(+)をブーストさせてみると弱いもののセルは回ります。

セルモーター自体は悪くなさそうです。

イグニッションスイッチ、か? もしくはソレノイドスイッチ、 どうやらこの辺りが怪しいですね、

古い車にはよく有りがちなトラブルで熱による接点の焼けで電気が流れなくなってしまう症状。

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イグニッションスイッチの裏側、端子部分も焼けが無いか入念に点検します。

この辺は大丈夫のようです、念のため接点復活剤をスプレーしておきます。

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これはバックランプスイッチでニュートラルスイッチはギヤレバーの真下にあります

そのニュートラルスイッチも同じように点検します。

実は本来ならばあまり良い状態ではなかったので交換したかったのですが、

この部品が簡単に入手出来なかった為 今回は出口の配線のハンダ修理にさせて頂きました。

次はソレノイドスイッチです。

 これはイグニッションスイッチからの電流でスターターモーターへ大電流を送るために、

いわばブレーカーを入れる様な役目をするもので、このお車はA/Tなので

ギヤポジショニングスイッチからの信号も入る端子が付いてます。(ニュートラル以外では通電無し)

どうやらこの辺りがかなり怪しくなって来ました。[ひらめき]

右側が新品! この部品とバッテリーを新品にして作業終了。 一発始動です。

1van10.jpg

今回修理と同時に、フェンダーミラーの付け替えを依頼されました、mini用のルーカスミラーが

付いていましたが、これをTEXの角型に、アームもストレートのロングステムに変更します。

1van04.jpg

TEXミラーはスプリングによる可動式アームなので取り付け穴も13mmと大きくする必要があり

ルーカスミラーの穴を大きく開け直すことになります。

穴あけした部分はちゃんとサビ止め処理をしておかないと後々困る事になりますからね。

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交換前と交換後です。

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TEXの方はしっかりフェンダー部分より張り出していますので左下後方の視界もバッチリですね!

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やっぱりヴァンプラはこっちの方がシックリきますね~[わーい(嬉しい顔)]

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MINI COOPER ウオーターポンプ交換 [Mini メンテ]

先日 走行38,000KM 98年式スポーツパッケージの A/T車が

(ラジエターの水がほとんど入ってないんです水温計もそんなに上がってないみたい)、、、、と

修理で入庫しました。  入ってないのは漏れて出てしまったからで入っていなかったはずは

ありません。  水が少なくて循環しなくなると水温計も上がらなくなります。 

先月 別のお店で車検整備を受けたらしいのですがその時は平気だったのでしょうか?

クーラントの点検はしていないのかな?

さっそくラジエターに水を入れてエンジン始動、、、、、、あららららららー、、、。

ウオーターポンプ下部のブリーザー穴から雨のようにチョロチョロ~。

ポンプ交換ですね、、、、と ここまではよく有るお話。で、ここからが大変でラジエター下部から

抜いた水が、ハンパじゃなくまっかっかー。 ひどいサビです

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フラッシングをすること5~6回 まだ透明にはならず濁った色!

 2mini02.jpg

左フェンダー内に収まってるリザーバータンクもキャップをばらして洗浄することに、

底にヘドロ状のサビが溜まっていて、何度も繰り返しの洗浄作業を要しました。

ラジエターを取り外すのに、どうしてだ???全然すき間が、、、、???

元々MINIはファンブレード(ウオーターポンプにくっ付いてるプロペラ)側と               

電動ファン(左フェンダー)側の間が狭く、電動ファンの取り付けビスを外したり色々大変なんですが、

それにしてもまったくすき間が無い、、、、? とうとうラジエターシュラウドとロアーホースを

車載のままバラシて何とかやっとの思いでラジエターを下ろす事が出来ました。フウ~

 2mini03.jpg

やっとウオーターポンプの取り外しにかかろうとファンブレードのビスを緩めていて気が付きました

写真を見てもらえばおわかりかと思いますが、 何とファンブレードが逆に付いているではないか?

これでは正しく送風出来ませんしオフセットも狂ってしまいますから今回の様にラジエターが

外せなかったり最悪ラジエターに干渉してしまったり。

 2mini08.jpg

この向きで付いているのが正解です。

それにしても何故???  このMINIのオーナー様いわく新車で購入してから一度も

ラジエターやウオーターポンプのメンテナンスはしてもらった事は無い、、、、と?

じゃ~新車の時から~??

やっぱりしっかりとした定期点検は必要でんな~!! くわばら くわばら

 2mini10.jpg

新旧のポンプを並べてみました、かなりのサビですMINIはエンジンブロックやヘッドが鋳鉄なので

よほどクーラントのメンテナンスを まめ にしないとコゲナコトニ、、、、、、。

 2mini04.jpg

古いパッキンはそうとう硬くなっております。 本当に12年間ここにくっ付いていたんだね~。

 2mini05.jpg

新しいウオーターポンプを組みつけて

2mini007.jpg

2mini06.jpg

クーラントを入れて組み上がりです。

 2mini09.jpg

こういうトラブルの場合、サーモスタットやファンスイッチ、ホース、最悪の場合ヘッドガスケットにも

悪影響を与えている事が多いので組みあがった後も試乗しながら入念なチェックが必要です

30分位色々な走り方で試乗しましたが、問題が無かったので完成で~す。[わーい(嬉しい顔)]  

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mini cooper ミッション大破 修理レポート [Mini メンテ]

95年式mini cooper が走行中突然 ゴン と言う音と共に走行不能に・・・。

降りて下を覗けば オイルの海![もうやだ~(悲しい顔)] 即入院 !

丁度この頃の mini はA/TもM/Tもデファレンシャルのトラブルが非常に多く、

と言うよりは全車? 過去にもタータンなどで3~4台同じような経験が有ります。

デフのピニオンが異状に摩耗して走行中 ゴロゴロ と音がしてそのまま走行を続けると

最終的にはピニオンシャフトが折れて、デファレンシャルが大破してしまうのです。

構造自体はもっと以前の物から変更無しなので、材質の問題だと思うのですが・・・。

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今回入庫した 1.3 I cooper M/T もまさしく同年式、とにかくエンジンを下ろします。

心配が的中!

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折れたピニオンがデフケースを突き破ってアルミのミッションケースに大穴が開いてます。

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ブロック前面のオイル漏れはオイルプレッシャースイッチ、これは交換で治るので

さほど問題ではないのですが・・・。

実はこのミッションケース、部品取り寄せが不可能なのです、以前はローバー純正で

13万位で入手出来たのですが現在、物は有りません、リビルトされたミッションを

アッセンブリで交換っていうのが手っ取り早いのですが、その場合破損していない

ケース付きミッションとのエクスチェンジなのでそれも不可能。

中古のミッション、アッセンブリを使ってオーバーホールして組み上げるしかなさそうです。

なるべく費用を抑えてうまくいくように、ユーザー様とご相談させて頂いて

当店にあった中古の90年1000ccのミッションを使って組み上げる事にしました。

ファイナルのギヤ比が違うので破損した方のファイナルが生きていればいいのですが・・・。

新品のファイナルだけでも7万以上しますからね。

分解していく時は、各部の状態を点検しながら進めていきます。

クラッチのダイヤフラムスプリングの段付き摩耗もレリーズベアリングと共に要点検。

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プライマリーギヤラージシールからもオイル漏れがみられます、このエンジンは長い間

下ろしていなかった様です。

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プライマリーワッシャーのクリアランスも要点検課題、あまりクリアランスが大きい様なら

組込み時に要交換です。

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ミッシヨン本体からデファレンシヤルを取り出して分解した所です。

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デフケースの中でなにがおきたかが良くわかります、 すり減ったピニオンシャフトが折れて

スラストブロック (ピニオンギヤ間に挟まってる六角ナット状の物) も破損してしまっています。

ケース内側 (ピニオンが収まる所の窪み) も削れてしまってます 。(示している所) [左斜め下]

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幸いファイナルギヤ及び本体ギヤ、カウンターギヤ及びカウンターシャフトは1000cc中古

ミッションの物より程度が良かったので、ボークリング2個とアイドラギヤワッシャ、ベアリング

等の新品交換にて既存の物を再使用、アルミのミッションケースとデフケース及びデフサイド

のシムは1000cc中古を使って、ピニオンギヤ・ピニオンシャフト・サイドギヤ・スラストブロック

及び全ワッシャー類を新品にして組込みました。

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車に積み込んだら試乗とナラシです。

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