MINI 1.3I A/T 電気係トラブル、 エンジンハーネス修理 [Mini]

オートマチックの1300インジェクション‘92年式が電気係トラブルでレッカーに乗っけられて入庫になりました。

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症状としては走行中急にエンジンストール! 再始動しようとキーを回してもセルモーターが回らず

ステレオ等のACCは全て正常に作動しており、なおかつクーラーのコンデンサーファンは

キーOFFにしないと回りっぱなし????。

セルモーターのソレノイドの所には電気はきておらずバッテリーから直結させるとセルは回る。

セルモーターやフューズには異常は無さそうです。 ハーネスの断線等のトラブルと考えられます。

エンジンルームからエンジンハーネスを下ろして通電検査。

 これが下ろしたエンジンハーネス!

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被服をはがして全てのコネクター間の通電を1つずつ確認していきます。 根気のいる作業です[ふらふら]

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ショート部分を発見!

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実はこの部分はショート等で過電圧がかかるとハーネスが溶け落ちて回路を守るために

断線させる特殊な電線が使われていて、まさしくその状態になっていたのだ。

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コンデンサーファンが回りっぱなしになったのは、ファンハーネスとイグニションから来る+線が

ショートしていたためとわかった。 

溶け落ちたフューズ線はブレードフューズBOXを使って自作しました。

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ショートの場所は案の定一番可能性が高いクーラーコンデンサー裏の一番下側、

ここはエンジン側のセルモーターソレノイドやディストリビューター、

それにA/Tの場合オイルレベルゲージ等がひしめきあっていてただでさえ

狭いのに後付けのクーラーのせいで、、ウーーー狭すぎるーーーー[ちっ(怒った顔)]

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‘95年式~はコンデンサーが右フェンダーに埋め込まれる対策がとられて改善されている。

ECUも熱を受けにくい位置に変えられてずいぶんと良くなりました。

インジェクションの初期はトラブルが多いというのもこういったうらずけがあるからです! 

まして新車時は弾力の有るハーネスも長年熱風にさらされてカチンカチンに硬化してしまって

揺れの多いA/T車のエンジンに対応できてない低年式車に多いトラブルです。

修理したハーネスを丁寧に被服したら出来る限り広いすき間を通せるように配慮しながら

エンジンルームに組み込んでいきます。

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セルモーターソレノイド側でイグニションからの通電を確認できました。 試乗して作業終了です。[わーい(嬉しい顔)]

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