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MINI COOPER ブレーキ修理 突然警告灯が点灯 [Mini メンテ]

ダッシュにあるブレーキのアラームランプが点いてるんですけど~とお客様ご来店

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これはブレーキフルードがあるレベル以下に減るとセンサーが働いて室内の警告灯が

灯る構造になってます

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センサーの位置はここ!

エンジンルームのマスターバックの前に付いているブレーキマスターシリンダーの

タンク上部にフロートスイッチがついていてタンク内のブレーキ液が何らかの原因で

少なくなった時フロートが下がりスイッチが入り室内のランプを灯して警告します。

このシリンダーからも最近よく漏れがあることが多いのですが、

今回はこちら!

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後ろに回って下をのぞくと、ほ~らやっぱり

右リヤのドラムからダダ漏れです

ここまでの漏れは見れなくてもドラム内で漏れ出してる(外からは見えないので)

物もあるのでドラムを開けて確認が必要(その為の定期点検なのです)

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その他にもPバルブからの漏れやホースからの漏れなどもありますが

最も多いのがこのホイールシリンダーか先程申し上げたマスターシリンダーです。

フルードが減って気が付けば良いのですが、もっと減ってしまってエアーが入ってしまうと

ブレーキを踏んでもスカスカでノーブレーキ状態に、、、、!

怖~い怖~い、、、大事故です。

この部分は重要点検、及び交換部品です。(無交換のユーザー車検のオーナー様は、要注意です)!!

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ホイールシリンダーの拡大写真です

錆も出てフルードが漏れ出て雫になってます。

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MINIのこの部品は鋳鉄製のシリンダーなので水に近いブレーキフルードによって錆が出やすいです。

2年以上の使用は禁物です。車検時にはオーバーホールが必須です。

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右側が新品部品です。

錆が無ければカップキット交換でシール類のみの交換でも良いのですが

最近はシリンダーそのものが安価で入手出来るのでASSY交換するのがほとんどです。

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新品の部品に付け替えて

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洗浄済みのライニングを組み込みます。

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スチームとパーツクリーナーを使って念入りに洗わないと、ブレーキフルードは塗装面を破壊してしまいます

このホイールも内側塗膜が少し剝がれてしまってました。

リヤブレーキを組んで、エアー抜き後ただれた塗装を足回り用塗料で仕上げて完了です。

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このお車、左側に漏れはありませんでしたが同時にシリンダー交換させて頂きました。

安心しておのりください。




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MINI COOPER ラバーコーン交換 [Mini メンテ]

1995年式ローバーミニ1.3i M/T車のラバーコーン及び HI/LOキットの交換のご依頼をいただきましたのでレポート

致します。

オーナー様から持ち込まれたのは(英)MINI SPORT製のスポーツサスKITなるもの。

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前後ラバーコーン・HI/LOキット・ショックアブソーバーに リヤネガチブキャンバーブラケットまで揃ったフルセット品

フロント用はさらに強化というかラバーの厚みがノーマルの1.5倍位あってサスペンションが、いい仕事をしそうですね!

さっそく作業にかかります。 フロントストラットを外すまでは前回レポートしている HI/LOキット組込み時と同じなので

省略しますがラバーコーンを外すとなればサブフレームアッパーサポートから出すのにアッパーアームを外す必要が

あります。コイルサスに交換する場合も同様です。

ストラットコーン(現車は既にHI/LOに交換されている)を外したらアッパーアームを外すのですが、アームシャフト後側

のナットを外しフロント側にブラケットごとシャフトを抜くのですが、、、、、。

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フロント側ブラケットの2か所を固定している(7/16ボルト)の上側が少々外しずらい。特に右側は皆さんそれぞれ色々

施行錯誤しておられるでしょうが私はフロント側からクラッチレリーズアームのすき間をねらって長いエクステンションを

使ってソケットレンチで外しています。

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これでようやくアームシャフトが抜けて、、、、

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アッパーアームを外す事ができます、、、。

いよいよラバーコーンが取り出せます、、、、。

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外したアーム、シャフト、ベアリングは点検しておきます。古い車だとシャフトが段付き摩耗してしまっているのがあります

から、、、。  このお車は走行距離も5万km未満というのもあって、なかなかいい感じです。

ダストシールの点検もしっかりと、、、。

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外したアームと新旧のラバーコーンを並べてみました。

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前後のラバーコーンです。

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フロント側は5万km未満でもペシャンコです。MINIはサスペンションがこのゴムマリなので熱と経年によりこのように

へたってしまいます。つぶれた分下がった車高をHI/LOキットで補うんですが、へたったゴムはサスの仕事を

してくれません。 なのでラバーコーンの交換が必要なんです!!

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キットの強化、極厚のラバーコーンをサブフレームに組込みます。 ノーマルに比べてかなり大きいので入れるのに

知恵の輪の様?、、、。色々と角度を変えたり押し込んだり、、、、、。少し大変、、、、。

アジャスター(HI/LO)とアッパーアームを同時に組みつけながらアームシャフトをフロント側から差し込みます。

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少々組みずらいですが、その分サスペンションがしっかりとイイ仕事をしているのが実感できます。 い~ね~、、、!!

やっぱMINIはラバーコーンが私は好きです。  金属製コイルサスも確かに良いですが、ラバーコーンサスの方が

MINIって感じでとても いいですね~。 乗り心地が悪くなったらラバーコーン交換をお勧めします。[わーい(嬉しい顔)]

[ひらめき]オイル交換から車検まで何でもご相談ください。

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ローバーmini cooper のオイル下がり [Mini メンテ]

97年式 1.3 インジェクション クーパー走行78500kmのM/T サーフブルーの可愛いmini

4年程前から当店でメンテナンスさせて頂いてますが、最近やたらとオイルが減る!

4千~5千km以内で交換させて頂いているもののドレンから出てくる廃油の量が3.5L出るかどうか

通常4.5L以上は出るはずが1L以上も少ない、2年程前にミッションのシール類の交換をしてから

オイル漏れは無くなっているのに、かなりのスピードで減ってしまう!

冷間時エンジン始動直後はマフラーからモコモコ白い煙[ダッシュ(走り出すさま)]

明らかに燃焼室内にエンジンオイルが入って燃えてます。少し前から傾向は有りましたが

ここにきて急にひどくなってきた様ですね。マフラーエンドにも煤けた燃えカスが、、、、!!

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新車から14年も経っていればバルブステムシールも限界にきているんでしょう。

ピストン回りも診たい所ですがオーナー様のご都合もあり今回はシリンダーヘッドのみ分解作業を

やらせて頂きました。

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ヘッドを下ろした所、ピストンヘッドやシリンダートップにべっとりこびり付いたカーボン類

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これはヘッドを内側から見た所、やはりかなりのカーボン、オイルの燃えカス!

特に写真左側3番4番シリンダー側がひどくオイルが入り込んでいたと思われます。

そもそもこのお車ラジエターの冷却水が漏れてもないのにどんどん減る??

ラジエターに水を口までいっぱいにしてキャップを外したままエンジンをかけて覗いていると

細かい泡がぷくぷくと湧いてくる。 どうやらヘッドガスケットが抜けて、(シリンダーブロックとヘッドの

合わせ面を密着させているパッキン。 アルミや銅などを使用した板状の物でシリンダーやヘッドの

材質より柔らかく出来ているため合わせ面を締め付けると有る程度つぶれて漏れを防ぐのだが、

オーバーヒート等により極高温にさらされると変形、溶けて欠落することもある。 この様な状態を

ガスケットが抜けると言う) ウオーターハウジング(冷却水が通る水路、ヘッドやシリンダーブロック

に複雑に開けられている)にシリンダー内の圧縮圧が漏れて冷却水を水蒸気としておしだしてしまう

その証拠が先程のアブクだ。

だから一度ヘッドを下ろしてみましょうと言うことになったわけです。

水回りの修理とオイル下がりの修理が一緒に行えますからね。

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はがしたヘッドガスケットを洗って診てみると案の定2番3番シリンダの間が、、、、!

(たいていこの部分、一番間隔が狭く、、、1000ccはもう少し広い。熱もこもりやすい)

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アップで見てみるとウオーターラインの周辺が焼けてしまってシリンダートップ部分のパッキン部が

歪んでしまっているのが解ります。 これがシリンダー間の部分で切れてしまうと隣のシリンダーに

圧縮圧が逃げてしまいエンジン不調になります。

このエンジンの場合2番もしくは3番の圧縮圧がウオーターラインの方に逃げてラジエターの冷却水

を押し出していたようですね。

このガスケットの焼けは過去のオーバーヒート等によるものと思われます。 電動ファンの動きや

水温計の振れには常に注意を心がける必要がありますね。

話をオイル下がりの改修に移しますが、まず洗浄するにあたりバルブ回りを分解します

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これが付いていたバルブステムシール 一本に一個 IN・EX 合計8個有ります。

すでにゴムの弾力は無く、オイルシールとは ほど遠い物体です。

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各バルブもこの通り、ガソリンやオイルの酸化物、及びカーボンがモッコリ頑固に付着してます。

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根気よ~く一つずつキズ等チェックしながら綺麗に落としていきます。   

とま~こんな感じ!!

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全てのバルブ及びヘッド側のバルブシートや各ポートも綺麗になったらバルブコンパウンドで

当たり面をすり合わせをしてその後、新しいバルブステムシールを組みつけます。

このとき少量のシリコンラバーグリスを塗っておくとバルブ組込みの時になじみが良くなります。

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組込みが終わったらシリンダーブロックとヘッドの面をオイルストンで磨いて新品のガスケットを乗せ

ヘッドとプッシュロッド・ロッカー等を組みつけてオイル・クーラントを入れて作業終了。

エンジン始動!! 煙吐きも無くなり、冷却系もバッチリOKです。  また乗れますね[わーい(嬉しい顔)]

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MINI COOPER 1.3インジェクション原因不明のカブリ! [Mini メンテ]

インジェクションのMINI COOPERがエンジン不調で入って来ました

排気もかなり臭くて、プラグを見てみると1番と2番がまっ黒け!  ツインキャブ車ならともかく

シングルスロットルのインジェクションですよ~、、、ありえねーっつうの?

左から 4,3,2,1 です。

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まずはインテークマニホールドやバキュームホース系 エアーを吸っていないかをチェック、、、。

特に問題無し。 次に各気筒のコンプレッションを計ってみる。

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まず4番と3番シリンダーが 1.28MPa (1MPaは10.197kg) なので約13.05kg/cm2位

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次に2番と1番が 1.21MPa 約12.33kg/cm2位。  明らかに1.2.番の圧縮が低い!!

ヘッドガスケットが抜けているかも、、、、? まずは疑ってみるべきですねー。4シリンダー全てじゃ

なく1番2番だけですからね、、。 かなり怪しいです。1300のブロックは真ん中の2番3番の間が

かなり狭くヘッドガスケットが抜けて(溶けて敗れてしまう)しまいやすいのですが、、、、、?

(以前同じようなクスブリの症状が別の車で有り 2.3.番間のガスケット抜けが原因でした)

キャブ車と違いインジェクション車はこのへんがかなりシビアですねー。

疑うは、やってみろ、と言うことでシリンダーヘッドを開ける事にしました。

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ぱっと見特に問題はなさそうですが少し1番側オイル通路付近(ブロックの右上の方の部分)が

焼けが強いようにもみえます。

こちらは外したヘッドブロックを内側から見たところで下がヘッドガスケット。

右側の1番2番がまっ黒です。 当然か!

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一応バルブシートの当たりチェックもガソリンを燃焼室にためて確認しました当たり不良やカケが

あると貯めたガソリンがすぐに漏れてしまいます (これに関してはどうやら無さそうです)。

ガスケットを見ても明らかにこれだ! と言うダメージは見当たりません。

以前やった2番3番 間の時も特にはっきりとした損傷は見つかりませんでした。

長年乗っている間にオーバーヒートなどで少しの歪み等が有るのかもしれません、、、、。

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オイルストーンで丁寧にヘッドとシリンダーブロックの面を慣らします、これを怠ると後で痛い目に!

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新しいヘッドガスケットを組んでヘッドブロックのスタッドボルトを均等に締め込んでいきます。

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そのあと バルブクリアランスの調整をして エンジン始動!!

まず音もばらつきが無く排気の臭いも変化しました。 プラグを新品にして10km程走行した後

焼け具合のチェック。  

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インジェクション本来の調子をとりもどしましたね。

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MINI COOPERのクーラー修理 [Mini メンテ]

今回の入院患者さんは 1998年式ポールスミスA/T です。

当店にて新車購入後13年間メンテナンスしながら乗り続けておられますワンオーナー車で

とても大事にしておられまして、内外装共にピカピカ状態です!

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これまでも色々と有りました。  ミッションO/Hやウォーターポンプ、ラジエター交換

ECU修理にシリンダヘッドO/H 等々、、とまあ13年間ほぼ毎日の様にお乗りですので

いたしかた無いところでしょうか、振り返ってみればこのオーナー様は本当の意味で

ミニ・フリークでしょうね。 (まだまだ乗り続けますよ~[手(チョキ)]) 、、、と。

所で今回はクーラーの調子が良くない、、と、

風は出て来れど冷たくならない、、と、  

確かに室内のファンは回ってますがコンプレッサーが回ってません、これでは冷えるはずが

有りません、 さっそく点検開始!

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ボンネットを開けると低圧側のアッパーホースがベトベト、、、、。ガスモレだと思われます。

ガスが抜けるとレシーバーのプレッシャースイッチが働かずコンプレッサーは回りません。

(正確にはコンプレッサー保護の為クラッチスイッチが作動しないのです、クーラーを入れたときの

カチッ!と言う音がそれです)

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ならばレシーバーからカプラーを抜いて直結してみれば難なくコンプレッサーは作動するはず、、、

、、、アレ?、、?、、回りません[ふらふら]  と なると、

単純にガス抜けでは無い、電気係のトラブルの様です、低圧ホースは交換するとしても、まずは

トラブルシューティングです、 クーラー関係の電装部品を一つずつ調べて行くとしよう。

この時期に狭いMINIの室内での作業はけっこうコタエマス [ちっ(怒った顔)]まるでサウナ状態[あせあせ(飛び散る汗)]!!

文句を言わずに サッサと作業しましょ。

同年式の中古部品を用意して消去法です。

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まずはクーラースイッチ(この回転スイッチがよく接触不良を起こします)、、、変えても変化無し、

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お次はレジスター、これはサビが出ててかなり怪しいです。

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交換後コンプレッサーもちゃんと回ります、どうやらこれみたいです。  下写真の左側が新品部品!

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ちなみに左側コンソールの下にエバポレーターのアンプと

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右側メーターの裏側にコントロールモジュールが有ります。

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レジスターとホースを新品交換してガス入れ作業に移ります、真空引きで漏れが無いかを

しっかりと確認しておきます。

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MINI COOPER ウオーターポンプ交換 [Mini メンテ]

先日 走行38,000KM 98年式スポーツパッケージの A/T車が

(ラジエターの水がほとんど入ってないんです水温計もそんなに上がってないみたい)、、、、と

修理で入庫しました。  入ってないのは漏れて出てしまったからで入っていなかったはずは

ありません。  水が少なくて循環しなくなると水温計も上がらなくなります。 

先月 別のお店で車検整備を受けたらしいのですがその時は平気だったのでしょうか?

クーラントの点検はしていないのかな?

さっそくラジエターに水を入れてエンジン始動、、、、、、あららららららー、、、。

ウオーターポンプ下部のブリーザー穴から雨のようにチョロチョロ~。

ポンプ交換ですね、、、、と ここまではよく有るお話。で、ここからが大変でラジエター下部から

抜いた水が、ハンパじゃなくまっかっかー。 ひどいサビです

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フラッシングをすること5~6回 まだ透明にはならず濁った色!

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左フェンダー内に収まってるリザーバータンクもキャップをばらして洗浄することに、

底にヘドロ状のサビが溜まっていて、何度も繰り返しの洗浄作業を要しました。

ラジエターを取り外すのに、どうしてだ???全然すき間が、、、、???

元々MINIはファンブレード(ウオーターポンプにくっ付いてるプロペラ)側と               

電動ファン(左フェンダー)側の間が狭く、電動ファンの取り付けビスを外したり色々大変なんですが、

それにしてもまったくすき間が無い、、、、? とうとうラジエターシュラウドとロアーホースを

車載のままバラシて何とかやっとの思いでラジエターを下ろす事が出来ました。フウ~

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やっとウオーターポンプの取り外しにかかろうとファンブレードのビスを緩めていて気が付きました

写真を見てもらえばおわかりかと思いますが、 何とファンブレードが逆に付いているではないか?

これでは正しく送風出来ませんしオフセットも狂ってしまいますから今回の様にラジエターが

外せなかったり最悪ラジエターに干渉してしまったり。

 2mini08.jpg

この向きで付いているのが正解です。

それにしても何故???  このMINIのオーナー様いわく新車で購入してから一度も

ラジエターやウオーターポンプのメンテナンスはしてもらった事は無い、、、、と?

じゃ~新車の時から~??

やっぱりしっかりとした定期点検は必要でんな~!! くわばら くわばら

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新旧のポンプを並べてみました、かなりのサビですMINIはエンジンブロックやヘッドが鋳鉄なので

よほどクーラントのメンテナンスを まめ にしないとコゲナコトニ、、、、、、。

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古いパッキンはそうとう硬くなっております。 本当に12年間ここにくっ付いていたんだね~。

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新しいウオーターポンプを組みつけて

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クーラントを入れて組み上がりです。

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こういうトラブルの場合、サーモスタットやファンスイッチ、ホース、最悪の場合ヘッドガスケットにも

悪影響を与えている事が多いので組みあがった後も試乗しながら入念なチェックが必要です

30分位色々な走り方で試乗しましたが、問題が無かったので完成で~す。[わーい(嬉しい顔)]  

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mini cooper ミッション大破 修理レポート [Mini メンテ]

95年式mini cooper が走行中突然 ゴン と言う音と共に走行不能に・・・。

降りて下を覗けば オイルの海![もうやだ~(悲しい顔)] 即入院 !

丁度この頃の mini はA/TもM/Tもデファレンシャルのトラブルが非常に多く、

と言うよりは全車? 過去にもタータンなどで3~4台同じような経験が有ります。

デフのピニオンが異状に摩耗して走行中 ゴロゴロ と音がしてそのまま走行を続けると

最終的にはピニオンシャフトが折れて、デファレンシャルが大破してしまうのです。

構造自体はもっと以前の物から変更無しなので、材質の問題だと思うのですが・・・。

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今回入庫した 1.3 I cooper M/T もまさしく同年式、とにかくエンジンを下ろします。

心配が的中!

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折れたピニオンがデフケースを突き破ってアルミのミッションケースに大穴が開いてます。

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ブロック前面のオイル漏れはオイルプレッシャースイッチ、これは交換で治るので

さほど問題ではないのですが・・・。

実はこのミッションケース、部品取り寄せが不可能なのです、以前はローバー純正で

13万位で入手出来たのですが現在、物は有りません、リビルトされたミッションを

アッセンブリで交換っていうのが手っ取り早いのですが、その場合破損していない

ケース付きミッションとのエクスチェンジなのでそれも不可能。

中古のミッション、アッセンブリを使ってオーバーホールして組み上げるしかなさそうです。

なるべく費用を抑えてうまくいくように、ユーザー様とご相談させて頂いて

当店にあった中古の90年1000ccのミッションを使って組み上げる事にしました。

ファイナルのギヤ比が違うので破損した方のファイナルが生きていればいいのですが・・・。

新品のファイナルだけでも7万以上しますからね。

分解していく時は、各部の状態を点検しながら進めていきます。

クラッチのダイヤフラムスプリングの段付き摩耗もレリーズベアリングと共に要点検。

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プライマリーギヤラージシールからもオイル漏れがみられます、このエンジンは長い間

下ろしていなかった様です。

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プライマリーワッシャーのクリアランスも要点検課題、あまりクリアランスが大きい様なら

組込み時に要交換です。

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ミッシヨン本体からデファレンシヤルを取り出して分解した所です。

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デフケースの中でなにがおきたかが良くわかります、 すり減ったピニオンシャフトが折れて

スラストブロック (ピニオンギヤ間に挟まってる六角ナット状の物) も破損してしまっています。

ケース内側 (ピニオンが収まる所の窪み) も削れてしまってます 。(示している所) [左斜め下]

mini0009.jpg

幸いファイナルギヤ及び本体ギヤ、カウンターギヤ及びカウンターシャフトは1000cc中古

ミッションの物より程度が良かったので、ボークリング2個とアイドラギヤワッシャ、ベアリング

等の新品交換にて既存の物を再使用、アルミのミッションケースとデフケース及びデフサイド

のシムは1000cc中古を使って、ピニオンギヤ・ピニオンシャフト・サイドギヤ・スラストブロック

及び全ワッシャー類を新品にして組込みました。

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車に積み込んだら試乗とナラシです。

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Mini ハイローキット 組込みレポート [Mini メンテ]

車検で入庫した BSCC Ltd 新車でご購入後12年が経ち

走行距離は12000kmと少ないものの各部の腐食やへたりはさけて通れない。

そのひとつがゴムの塊りでできているサスペンション(ラバーコーン)だ。

後ろはともかくフロントはエンジンがあり熱の影響も受けやすいため、

へたって潰れてしまうのだ。そのため車高はどんどん低くなる。

最低地上高が9cmにみたなくなり車検も通らないし、それ以前にホイールアライメントも

メタメタです。 元々MINIはサスペンションストロークが極めて少なく、

(当時としては少スペース、重量軽減に大きく貢献したのだろう。)

「ゴム毬の様によく跳ねる」 と言われるのは、そのためですが私は それはそれで

MINIらしくてとても好きな所でもあります。

最近はそれを嫌って金属のコイルバネに交換する人も多いですが一長一短ありますね。

今回はラバーコーンはそのまま使用し Hi/Lo キットを組み、へたって縮まった部分を

アジャスターで補ってあげる事にしました。

ゴムのへたった部分は取り戻せないので本来の足回りとはいかないものの

施工前よりは全然良くなるのです。

だいたい Hi/Lo キットはローダウンするために使うのではなく

下がってしまった車高を元に戻すためのKITとして存在してた理由でしょうからね。

それではフロントサスのバラシといきましょう。

まずはサブフレームとボディをサスペンションのアッパーサポートの所で

固定している大きなボルトを外します。

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左側はどうにか、サスペンションコンプレッサーが入りますが、

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右側は真上にクーラーのレシーバーがある為いったん取り外す必要があります。

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この長~いボルトみたいなのがスプリングコンプレッサー。

この長~いボルトの先を先程の穴の上からラバーコーンの頭部分のネジに差し込んで

(新タイプは粗めのピッチですが古~いタイプのラバーコーンは細目ピッチになってます)

筒状のタワーと上部のハンドルで締めこみラバーコーンをサブフレーム上部に引っ張り

縮めてやる。こうしないとアッパーアームとラバーコーンの間にあるラッパ状の

ストラットが外せない。

実はこのストラットをネジで長さの調整ができる物に交換するのがHI/LOキットです。

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ステアリングラックのブーツがオバケちょうちん状態だったので同時に交換しました。

交換にはタイロットエンドを一時外す必要があり組んだ後アライメント調整が

必須ですが、足回りと同時にやれば手間が一度に...。

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ノーマルストラットを外すにはショックアブソーバー及びアッパーアームがサブフレームに

あたる所に付いているリバウンドバッファーを外しておく (より大きく開口できるように。) 

それでもすんなりと外れてくれないのでバールなどでこじって引き出す。

HI/LOを入れる時は短くして入れればいいので楽です。

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それとアッパーアーム上面に埋もれている古いナックルカラーを取り外します。

(HI/LOキットには新しいのが付いているので...。)

これがなかなかしつこく外れないが、根気よく手を抜かずがんばりましょう。

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ラバーコーンの窪みにピッタリ収まる様に注意しながらスプリングコンプレッサー

を徐々に緩めて外します。(少しコツがいります)

HI/LOが収まればアジャスターを伸び側に調整して一旦試乗します、

なじむと若干 車高がさがるのでそれから車高の調整をします。

bscc0010.jpg

左側は以上で組込み終了...各部のグリスアップとアライメント調整をします。

BSCC Ltd はノーマルでもコニーのショックアブソーバーが付いています。

赤色がアクセントになってますね。右側は次の機会にアップします。

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